無断リンク禁止論とアーキテクチャ

現状のネットの*1アーキテクチャではアクセスできる情報はリンクできるという設計なので、そのアーキテクチャ上で無断リンクはやめて欲しいと思っても、独自にローカルなアーキテクチャ*2を運用するか、全く別の空間…紙媒体とかに移行するしかない。
とかとか考えていると、無断リンク禁止論が盛り上がるのは「無断リンクはされたくない」という要望論と「アクセスできる情報はリンクできる」というアーキテクチャ論の激しい擦れ違いなような気がした。
公開されている情報は全て公開されている、といったgoogle的思想は微妙で、全ての情報が持っている筈の明示的だったり暗黙的だったりする「公開レベル」みたいなのをどう管理していくべきかというのは面白そう。プログラムのソースは公開義務が生じるとか。

ってか、「アクセス制御すりゃいいじゃん」とかいう意見は、彼の権限・能力がないところに文句を言っているだけに見えるから気持ち悪いわけだ。それよりも「広く公開しない理由がないじゃん、リンクされればいいじゃん」*3の方が話が噛み合ってて気持ちが良い。不勉強はネットから去れというのはまったく逆効果で、そんなモヒカンはさっさと一般ユーザがアクセス制御を簡単に出来るようなサービスでも始めて下さい。

*1:wwwのとか言えればいいかもしれないけど、突っ込まれそうなので一般用語で

*2:mixiとか、ローカルなアーキテクチャ無断リンクを禁止できるようにした例になるのかな。ユーザ認証、日記の公開レベル切り替えとか。

*3:個人的にはこの立場なことを追記。