なぜ人を殺してはいけないのか

というテーマについて。なんて青臭いっっ!

問題の主体が本人から他者に移ることと比較的取り返しが付かないことで、コミュニティ同士で連鎖状態に陥るから。ってのはどうだろう。

逆に言うと、一方のコミュニティを無視できる場合にはしばしば殺してもいい。

例えば、一匹の蚊はコミュニティを持たないから殺してもいい。一匹の子猫は人間のコミュニティに組み込まれているので、殺してはいけない。飼い猫は野良猫*1よりもコミュニティが確立しているので、殺してはいけない。保健所の猫は人間のコミュニティから断裂されているので、殺してもいい。仮にコミュニティが親猫だけなら殺しても問題はない。*2

生き物ではない物でも応用できるかな。

例えば、あの人の車はあの人のコミュニティに属するから、壊してはいけない。そこにある放置された車は誰のコミュニティにも属さないから、壊してもいい。国立自然公園の植物は環境保護社会のコミュニティに属するから、採ってはいけない。公園のブタクサは誰のコミュニティにも属さないから、採ってもいい。

あの人の上履きは彼のコミュニティに属するが、彼のコミュニティは無視できるので、捨ててもいい。

んー、殺生な話だなぁ。

追記:要するに

このテーマって自分と他者の関係性で定義される話で、本来主観的なものである価値観や倫理観の文脈では説明に限界があるんだよな。しかもその他者は対象者の周囲の人で対象者本人を含まないってのが問題を複雑化させてて、とても面白いテーマになるわけだ。

*1:動物愛護法は、動物保護よりも異常者の早期発見が目的。というお話をどこかできいた。

*2:…って、文章にすると何か怖いね。