長いエスカレーターがあったら

エスカレーターでは関東では左側、関東では右側に立つのが暗黙のお約束だと聞いたことがあるし、確かに東京ではみんな左側に立つ。大阪は最近行ってない。この真逆の習慣が共存できるのは、エスカレーターの設置場所に依存する風習だからだろう。関西人が羽田空港に降り立った瞬間から、左側に立つだけでいい。でも、もし長さ数百キロのエスカレーターがあって、その乗り口が東京にあり、降り口が大阪にあったら、人はどちら側に乗るんだろうか?

途中、関東と関西の真中に差し掛かったところ…名古屋近辺で、人はワラワラと右側に移りだすんだろか。関が原を超えた辺りでまだ左側に立ってる人がいれば、後ろから歩いてきた人にプレッシャーを与えられるんだろか。それを見て、さっきまで左側に立ってて今右側に立ってる人は、「わかってないなぁ…。右側に立てよ。」とか思うんだろか。

エスカレーターは30度くらいの角度で登るから、東京から大阪まで400km*1とすると、

  • 400[km] * tan(π / 6) = 230 [km]

位の高さまで登ることになる。200km上空は熱圏*2、「宇宙環境実験などを行うことの出来る低軌道」*3丹波哲郎が旅立った高度でもあるらしい*4。よくわからんけど、生身の人間が行けば霊界に旅立つレベルなのは間違いない。これだと右側も左側も言ってる場合じゃなくなるので、昇って降って昇って降って…っていう形にすることになりそう。

つまり、話をまとめると↓。

というのを、移動中に妄想した。