リスク管理ごっこ
TBのタイトルが違ったものでとんじゃいました。失礼しました…。
ウォーターフォール大好き人間達にいつも言われたことは
「リスクと問題点は全て洗い出して解決しなきゃいかんのです。
随時解決するなんてリスクはとれませんよ」
http://d.hatena.ne.jp/tonotonotono/20090303/1236031785
リスクをすべて洗い出すのは不可能というのは「ウォーターフォール型開発は最初から破綻している? - suikyojin’s diary」で指摘された通りだし、洗い出したとしても全てが現実的な経営資源で解決可能であるはずはないわけでして。大体、その時点で解決可能なものは、もうリスクでもなんでもないし。
- 解決が簡単なリスク。つまり理解しやすく、扱いやすく、影響が小さく吸収可能なリスク
- 相手の問題として押し付け可能なリスク。「この問題ってどっちがボール持ってるんだっけ?」的な問題の押し付け合い。
しか残らず、無意味な表と化す。
よく、「顧客側はリスクを望まない。リスクがあるとは言えない。リスクがあると言うと、解決案を提案しなきゃならない。」とは言うけれど、これって開発者側の幻想でしかないんじゃないかって思うことはある。顧客側とリスクを共有し、共同で対応を検討します!これで十分じゃないのって。
もしくは、開発者の見積もりには初めっから潤沢な「リスク分」を積んでるから、受注額を下げたくないんだろかね。