ふるさと納税はアホ…ではないかという気がするような。

1.定義
  個人の所得税の一定割合を個人が育ったふるさとに納税するという新税制度。
2.ふるさとの定義
  個人が小中学校の義務教育期間、過ごした都道府県。
http://members.jcom.home.ne.jp/dosyu/furusato-04.html

国の管理である所得税と、主に地方自治体が管理する小中学校の記録を照合させる?全地方自治体のシステム改修どころか、電算化されてない紙媒体資料、とっくに保存期間が過ぎた資料、どうやって取りまとめるつもりなのか。全地方自治体でそれぞれシステム改修+履歴資料の集計が必要だし、現場は荒れるぞ。特にシステム改修費用って自治体の規模にそれほど依存しないから、見込める税収に比べてシステム改修費の割合が小規模自治体とか過疎地ほど多くなり、元々税収に苦しんでいた筈の自治体ほど経費を回収できなくなる可能性も十分にある。

グラフ・3 東京圏の人口流入超過数の推移
http://members.jcom.home.ne.jp/dosyu/furusato-04.html

バブル崩壊後の1993年頃に一時的に人口流出しただけで、ほぼ確実に東京圏には人口流入している。流入した人の子が就労するだろう(22年+数年後)には、その子が地方で就労しても税金は東京圏に集まるんですか。意図的に遅延状態を作って、社会システムを制御できるのかねぇ。そのツケは10年後とかに確実に現れる。

こんな短期政策の為に、行政を混乱させるのは…。大体、出てくる「よい見本」が超高額納税者の話のみってのが笑わせる。
まぁ、システム屋は見積もり出して契約もらうだけで、ありがたく食いブチを頂けるわけですが…。