非嫡出子差別の問題って、母子家庭とかの問題だと思ってたけど、どうやらそうでもないらしい。

夫婦別姓より、非嫡出子の差別とか、ひとり親(行政用語)支援とかの方が問題だと思っているよ等と先日のエントリに書こうとして結局消したんだけど、その関連。

高崎経済大学教授の八木秀次氏のご意見。

 −−民主党は「選択的夫婦別姓の早期実現」を政策集に盛り込んでいる

 「過去に提出された民法改正法案の内容は、極端な個人主義に立脚した主張だ。民主党政権発足後に出てくるのも同様の主張だろう。彼らは別姓の導入と、婚外子の相続差別や女性の再婚禁止期間の見直しの3つをセットで主張する。犠牲になるのは本妻であり、嫡出子だ。同姓は戦前の家制度を引きずっているという主張があるが、戦後の民法核家族を基盤とする制度であり、推進派が解体しようとしているのは核家族だ。別姓だけを見ると選択を誤る」
【金曜討論】夫婦別姓 八木秀次氏、青野慶久氏 (1/4ページ) - MSN産経ニュース (ただし、強調は引用者)

この発想はなかった。なんちゅうセレブさんたちだ。「愛人」とか「非嫡出子」が犠牲になっているとは思わない理由が知りたい。

他にも俺の頭では理解できない部分があるが、おかげさまで、選択的夫婦別姓反対反対派になりました。

反対の反対は賛成なのだ、というほどバカボンのパパではないですが、少なくとも消極的に賛成する理由にはなります。家族"制度"なんて、ぶっ壊してもいいと思うよ。