ちょっと待て、スーツ着てプログラムする奴なんていっぱいいるぞ

スーツにはスーツの道があるという記事が盛り上がってるので、ちょっと言及しちゃうぞ!

えー、ウチの会社なんてみんなスーツですよ。ってか、古い会社なだけなんだけどね。何と言うか、お仕事論で熱く盛り上がるのは大いに結構だけど、ちょっと「スーツ」っていう単語が一人歩きしすぎな気がするんです。自分はプロフィールにもある通りに顧客対応からプログラムまで書くけど、これってそんなに珍しいことなんでしょうか?

スーツ云々の話は、だれかのエントリで「スーツ着たエクセル使いがstrutsをダメにした、次はRailsだ」みたいなことを言っていたのが「スーツ」の始まりだったと思うけど*1、これって「ソースコード触らないくせにフレームワークを有難がる奴ら」って意味で、決して営業屋やマネージャ、スーツ着てる…つまり顧客対応が必要なエンジニアを蔑んでるわけじゃないですよね。実装の重要性や難しさを理解してないのにフレームワークがあれば概ね解決すると信じてる人*2だったり、「実装方法はあなた達に任せます。でもDB設計とフレームワーク選定はこちらでやりますから。」と言って「あれ?そんなに工数かかんないでしょ?DB設計してあげたのに。」みたいに言う人*3が、ソースコード書く人にとっては迷惑なんですよ。ただそれだけのお話です。

提案や企画段階で、パワーポイント使ってイメージを膨らませるのは大いに結構だと思います。それが実現可能な、少なくとも技術的に実現可能なアイデアなら。その「上流」で実現可能性を判断できないのであれば、判断できる人間にアドバイスを求めるか、デスマーチに突入するかのどちらかです。この「アドバイスを求める」を「人を動かす」と言ってしまうのはちょっと気が引けますが、まぁ同じ方向でしょうね。

あーあと、お仕事を進めていく上で政治力は必要です。でもエンジニアなら技術力に裏打ちされた発言力だったりが重要で、政治力だけじゃ上手くいかない。この辺の微妙なところだと思っています。

*1:だれだったっけ?

*2:フィクションです!

*3:フィクションです!!!