一口目のインパクトの為に犠牲になるもの。

飲食業界では、食べに来た人にいかに印象を残すかということで、濃い目の味になっているらしい。そっちの方が一口目のインパクトがあるからとのこと。場合によっては表面に塩を振って、一口目のインパクトだけを増そうとしている。なんて話を、学生時代にバイト先のイタリア料理屋で聞いた。
例えば、水で十分な場合でも何にでもスープを使う。何にでもワインで風味を付ける。でもこれをやってしまうと、全部スープ味のワイン風味になってしまい、面白さも何にもなく、食べ飽きる。一口目のインパクトの為に、十皿目の美味しさを失ってしまうのはもったいない。