「手順通りで100%可能」

単価の高い少数の人が管理をして、単価の低い多数の人が手順どおり作業をすることは、経営者から見れば理想的でしょう。しかし、ソフトウェア開発はそれを100%可能にするほど進化していません。大規模開発が知識集約化するとは到底思えません。エンジニアリングが進むほど、作業はより労働集約的なものになります。
手順どおりにやるだけでソフトウェアを製造できるようになるのか? - GeekFactory

個人的にはまったく逆の考えです。

エンジニアリングが進んだソフトウェアの世界では、労働集約的な仕事こそ100%無くすることが可能です。これがソフトウェアの魅力であり、コンピュータの歴史そのものです。

「誰がやっても同じコード」ならばそれはコンパイラの仕事にしてしまう方がずっと確実だし、お金もかかりません。もしも人海戦術が上手く機能する手順を構築出来ていれば、後は同じ動作をするコンパイラを書くだけです。もしかして、人海戦術を取ってる時間とお金があれば、いちいち専用のコンパイラを開発した方がよっぽど安くて早いかも知れません。この辺の経営判断を避けてると、労働集約的な案件をいつまでも回し続ける状況に陥ってしまうんだと思います。

労働集約的な仕事を放置してる経営の不味さと、労働集約的ではない仕事を労働集約的であると考えてしまう判断のミス。その葛藤はこの辺に種があるんじゃないかなーと思ってます。

あれ?

労働集約の定義を勘違いしてない?>俺
delします。申し訳ありません><

id:elasticaさんから言及いただいたようなので、

とりあえず⇒http://elastica.jugem.jp/?eid=180
内容は改めて。