"less is more"

"less is more" って建築業界の用語だったんですね。知らなかった…。

ソフトウェアにおける "less is more" は、 "less functionality is more maintainability" なんじゃないかと、下のYAGNIのエントリを書いて思った。

つまり、「機能性が少ないと、保守性に富む」。

両方とも品質に関する特性だから「品質が少ないと品質が良い」でも間違いはないし、こう言うと多分相手を煙に巻けます。「よーするに、量より質ですよ」と言うと、おっさん達はよりガッテンしやすいかもしれません。

…で、

建築業界で "less is more" が登場したのは20世紀初頭。ミース・ファン・デル・ローエという人が提唱した言葉で、ガラス、鉄筋、コンクリート等の当時としては新しかった素材を使って、装飾を廃し、ユニバーサル・スペースと呼ばれる広い空間を自由に使えるような建築をコンセプトとした。それが "less is more" という言葉が生まれた背景であった。以上、wikipediaからの付け焼刃。*1 *2 *3

ユニバーサル・スペースの概念は空間の変更性そのものだし、「その部屋をこれからどう使うか決まってないから、今、壁で仕切る必要はないよね」と解釈すると正にYAGNI

そう考えていくと、ソフトウェア開発におけるXPやアジャイルといった"現代的"アプローチは、もしかすると建築設計におけるモダニズム建築との対比が取れるかもしれない。

100年遅れ?建築の歴史はギリシャ時代から考えて2500年に対し、ソフトウェアの歴史はどう多く見積もっても100年。超進化。このまま進むと、脱構築に突っ込む日もすぐそこに来ている。

と、意味わからないけど、今のうちに言っておこうwww