制限は、下手に回避されると余計にややこしいことになる場合がある

業界的には、過剰なコーディング規約とか。

例えば、指針も根拠もなく「1メソッドは20行まで」「1クラスは500行まで」とか制限しても、どういうクラス設計が望ましいかの理想像なしに形式だけ規制したところで、中途半端なメソッド分割やクラス設計をされ、チェックを回避される。チェックに引っかからないだけなら規制によるデメリットはないけど、間違った構造化や穴だらけなカプセル化をされると、後から読めるシロモノではなくなる。「関数なんて使わない方がいい」「クラスなんて意識しない方がいい」って結論になっちゃうのも、自然なんだなぁ。

他にも「情報統制でUSBメモリが使えなくなりました、ではフリーのストレージサービスを使いましょう」とかって、本末転倒この上ないわけで。余計に漏れてるじゃないですか、それ。