リスク回避のためのコスト

SI屋って、コストの半分以上をリスク回避のために使っているような気がする。試験工程はもとより、要件定義の「凍結」だとか、ピクセル単位に詳細な画面/帳票定義とか。

だって、画面表示のテストに2〜3日かけて「どんなデータが来ても要求されたレイアウトで表示する」ことを確認しても、後で画面レイアウトで「思ってたのと違う!!」とか言われたりしたら嫌じゃない。ちょっと直せば済むような部分だとしても、今のルールだとまた2〜3日かけてテストすることになって、コストがかかるから。そして、そのコストは巡り巡ってユーザにかかる。または自分のところが赤字になる。

そのリスク管理はユーザにとって必要なんだろうか、って思いません?

ある程度は必要なコストだとしても、リスク要素を分散させたりする方向に考えた方がいいような気がした。って、その一つの答えがアジャイルなんだろうね。